警察から取調べに呼ばれたらどうする?事前に知っておきたい6つのポイント

はじめに

「警察から『取調べをしたいので来てください』と連絡があった。」 「必ず応じなければならないのだろうか。」 「何を聞かれるのか分からず不安だ。」

警察から取調べの呼び出しを受けることは、多くの方にとって初めての経験です。

そのため、どのように対応すればよいのか分からず、不安を感じる方も少なくありません。

この記事では、元検察官・現役弁護士の立場から、任意の取調べを受ける前に知っておきたい6つのポイントを解説します。


この記事で分かること

  • 呼び出しには必ず応じなければならないのか
  • 日程変更はできるのか
  • 分からないことへの答え方
  • 黙秘権の使い方
  • 供述調書で注意すべき点
  • 弁護士に相談するメリット

呼び出しには必ず応じなければならないわけではない

任意の取調べについては、法律上、必ず応じなければならないわけではありません。

例えば、

  • 重い病気である
  • 家族の介護や看病が必要である
  • 裁判への出廷など、他に優先すべき予定がある

といった事情がある場合には、指定された日時に応じられないこともあります。

もっとも、「仕事が忙しい」「行きたくない」といった理由だけで、何度も呼び出しを拒み続けることはおすすめできません。

捜査機関から「逃亡や証拠隠滅のおそれがある」と判断され、逮捕を検討される可能性もあるためです。

やむを得ない事情がある場合には、その理由を警察へきちんと説明することが重要です。


取調べの日程は調整してもらえることが多い

指定された日時に都合がつかない場合でも、日程調整に応じてもらえるケースは少なくありません。

例えば、

  • 仕事の予定
  • 通院
  • 家族の重要な予定

などがある場合には、その事情を伝えた上で別の日程を相談すると、多くの場合は調整してもらえます。

無断で応じないのではなく、早めに連絡することが大切です。


分からないことは無理に答えなくてよい

取調べでは、「何か答えなければならない」と考えてしまう方もいます。

しかし、

  • 分からないこと
  • 覚えていないこと

について、推測で答えることは避けるべきです。

「分かりません。」 「覚えていません。」

と正直に答えることに問題はありません。

推測で話した内容が供述調書に記載され、その後の手続で不利に扱われる可能性もあるためです。


黙秘権を行使することもできる

黙秘権は、憲法と法律によって保障されています。

任意の取調べであっても、

  • 全て黙秘する
  • 一部だけ黙秘する

ということは可能です。

もっとも、どの範囲で黙秘するかは事件の内容や証拠関係によって大きく異なります。

黙秘が有利になる場合もあれば、説明した方がよい場合もあります。

その判断は専門的な検討が必要になるため、事前に弁護士へ相談することをおすすめします。


納得できなければ供述調書に署名する必要はない

取調べが終わると、多くの場合、警察官が供述調書を作成します。

供述調書は、

  • 内容を修正してもらう
  • 補足を追加してもらう

ことができます。

また、修正を求めても応じてもらえない場合や、内容に納得できない場合には、署名を拒否することも可能です。

一度署名すると、「内容を確認した上で署名した」という評価を受けることが多く、後から「内容が違っていた」と主張することは容易ではありません。

そのため、供述調書は、

  • 一文ずつ丁寧に読む
  • 微妙なニュアンスまで確認する
  • 必要な修正や補足を求める

という姿勢が重要です。


取調べの対応方針は事前に弁護士へ相談する

取調べでは、

  • この質問には答えるべきか
  • どのように説明すればよいか
  • 黙秘するべきか
  • 調書へ署名してよいか

など、その場で判断に迷うことが少なくありません。

事前に弁護士へ相談しておけば、

  • 想定される質問
  • 回答の考え方
  • 調書確認のポイント

などについて方針を整理した上で取調べへ臨むことができます。

さらに、任意の取調べであれば、必要に応じて取調べを中断し、同行している弁護士へ相談することも可能です。

そのため、重要な判断を一人で抱え込まずに済むというメリットがあります。


まとめ

警察から取調べに呼ばれた場合には、次の6点を知っておくことが重要です。

  1. 呼び出しには必ず応じなければならないわけではない
  2. 日程は調整してもらえることが多い
  3. 分からないことは無理に答えなくてよい
  4. 黙秘権を行使することもできる
  5. 納得できなければ供述調書に署名する必要はない
  6. 取調べの対応方針は事前に弁護士へ相談する

取調べは、多くの方にとって初めて経験する出来事です。

事前に基本的な知識を身に付け、必要に応じて弁護士へ相談することで、落ち着いて対応できる可能性が高まります。


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元検察官・弁護士が解説

警察から取調べに呼ばれたらどうする?事前に知っておきたいこと6選

https://youtu.be/4iRpSUroyvw

任意の取調べでの対応や、供述調書の確認方法、黙秘権の考え方などについて、元検察官・現役弁護士としての経験を踏まえて分かりやすく説明していますので、ぜひあわせてご覧ください。