逮捕後の留置場ではどんな生活?一日の流れや面会、差し入れについて解説

はじめに

「逮捕されたら、留置場ではどのような生活を送るのだろうか。」 「一日中何をして過ごすのだろうか。」 「家族と面会したり、本を読んだりすることはできるのだろうか。」

逮捕された後の生活については、実際に経験する機会がほとんどないため、不安に感じる方やご家族は少なくありません。

留置場での生活は、細かなルールの下で規則正しく行われています。

この記事では、留置場での一日の流れや、過ごし方、差し入れ、面会などについて分かりやすく解説します。


この記事で分かること

  • 留置場での一日の流れ
  • 食事・入浴・運動などの日常生活
  • 差し入れや物品購入の仕組み
  • 留置場での過ごし方
  • 取調べや面会の流れ

留置場での一日の流れ

留置場では、起床から就寝まで時間が決められた生活を送ります。

警察署によって多少異なりますが、一般的には、

  • 午前7時頃 起床
  • 午前7時30分頃 朝食
  • 正午頃 昼食
  • 午後5時頃 夕食
  • 午後9時頃 消灯

という流れで一日が進みます。

自宅で生活しているときのように、好きな時間に寝たり起きたり、自由な時間に食事を取ったりすることはできません。


運動や入浴はできる?

留置場によっては、一定時間の運動が認められている場合があります。

また、入浴は毎日できるとは限らず、多くの留置場では週2~3回程度となっています。

ただし、夏場などは入浴回数が増えるなど、運用は警察署によって異なります。


留置場では何ができる?

留置場では自由に外出したり、電話やインターネットを利用したりすることはできません。

一方で、何もできないわけではありません。

日用品などを購入できる

留置場では、自分のお金を使って日用品などを購入できる制度があります。

逮捕時に所持していた現金や、ご家族などから差し入れられた現金を使って、

  • 歯ブラシ
  • 歯磨き粉
  • 下着
  • ノート
  • 筆記具
  • お菓子やジュース

などを購入できることがあります。

もっとも、購入できる日はあらかじめ決められていることが多く、いつでも自由に購入できるわけではありません。

差し入れも可能

警察署によって異なりますが、ご家族などから、

  • 衣類
  • 日用品

などの差し入れが認められる場合があります。

一方で、安全管理上の理由から、

  • ベルト
  • ひも付き衣類
  • 外部から持ち込んだ食品

などは差し入れできないことがあります。

差し入れをする前には、警察署へ確認することをおすすめします。


留置場では何をして過ごす?

取調べや運動、入浴などの時間以外は、基本的に居室で過ごします。

多くの方は、

  • 本を読む
  • 日記を書く
  • 手紙を書く
  • 弁護士から受け取った事件資料を読む
  • 弁護士へ相談したい内容を整理する

などをして時間を過ごしています。

なお、居室でできることには警察署ごとのルールがありますので、その範囲内で生活することになります。


一人部屋とは限らない

留置場の居室は、必ず一人部屋になるわけではありません。

収容状況や事件の内容、他の被留置者との関係などを考慮し、

  • 一人部屋
  • 複数人で生活する共同室

のいずれかが割り当てられます。


取調べはどのように行われる?

逮捕後は、警察官や検察官による取調べが行われます。

警察官の取調べは、留置場から警察署内の取調室へ移動して行われます。

検察官の取調べについては、検察庁へ護送される場合もあれば、検察官が警察署へ来て取調べを行う場合もあります。

取調べが終わると、再び留置場の居室へ戻ります。


面会にはどのような制限がある?

弁護士とは、原則としていつでも面会することができます。

一方、ご家族や友人など一般の方との面会には制限があります。

多くの警察署では、

  • 1日1回程度
  • 面会時間は15~20分程度

という運用がされています。

さらに、「接見禁止」の決定がされた場合には、弁護士以外との面会や手紙のやり取りも制限されます。

もっとも、ご家族が事件と無関係である場合には、弁護士が裁判所へ申し立てることで、ご家族についてだけ接見禁止の一部解除が認められることもあります。


まとめ

留置場での生活は、自由な生活とは大きく異なりますが、一定のルールの下で規則正しく行われています。

主なポイントは、

  • 起床・食事・就寝などが決められた生活を送る
  • 日用品の購入や差し入れが認められる場合がある
  • 本を読んだり手紙を書いたりして過ごすことができる
  • 取調べを受けながら生活する
  • 弁護士とは原則いつでも面会できる一方、一般の面会には制限がある

という点です。

逮捕されたご本人だけでなく、ご家族も留置場での生活について不安を感じることが多いものです。

不明な点がある場合には、早めに弁護士へ相談し、留置場での生活や今後の手続について説明を受けることをおすすめします。


YouTubeでも詳しく解説しています

この記事の内容については、YouTubeでも図や具体例を交えながら詳しく解説しています。

逮捕後、留置場ではどんな生活? 元検察官・現役弁護士が解説

https://youtu.be/B-o2NgO3o-U

留置場での生活や面会制度、差し入れのルールなどについて、元検察官・現役弁護士としての経験を踏まえて説明していますので、ぜひあわせてご覧ください。