HIDETOSHI KATO REPRESENTATIVE ATTORNEY / ATTORNEY AT LAW
これまで検察官や弁護士として数多くの事件を見てきました。何の前触れもなく急に刑事事件を起こしたり、裁判沙汰になるような法的な問題に至ってしまったという方はごく希で、ほとんどの場合、前兆となるいくつものトラブルなどがあり、それが次第に発展して刑事事件や法的紛争に至っています。また、刑事事件を起こして逮捕され、処罰を受けても、しばらくするとまた事件を起こすということを繰り返してしまう方も珍しくありません。
加害者側だけでなく被害者側でも同じ傾向が見られることがあります。
例えば、夫のDVによる離婚問題を抱える女性の場合、以前にも別の男性からDVを受けていた経験があるという方をしばしば目にします。そして、離婚して今度こそは自分を大切にしてくれる相手と結婚すると固く誓っていながら、また交際相手や再婚相手からDVを受けるといった状況になる場合もあるのです。
検察官や弁護士として仕事をする中で、再犯や似たようなトラブルを繰り返す方を数多く目の当たりにし、自分の仕事は単なる対症療法に過ぎないのではないかという無力感を抱くことがありました。何か根本的な問題があり、それを解決しないと同じことが繰り返されるのではないか。そんな疑問を持ち、その答えを探していたときに出会ったのが『心理学』です。
心理学を学ぶ中で、人は幼少期の環境の中で安心安全に生き延びるための術を身につけ、それを無意識の心の設定として大人になってもずっと持ち続けるのだということを知りました。その心の設定により、無意識のうちに幼少期の環境を再現しようとして似たようなトラブルを何度も起こしてしまう場合があるのだとわかりました。
また、心の問題は個人だけでなく組織全体としての問題にもなり得ることも学びました。例えば、会社などの組織は、そこに集まる人々が全体としての感情の場を形成しています。その感情の場に歪みが生じると社員の病気や問題行動などが現れ、根本の歪み自体を治さない限り、病気や問題のある社員が辞めたとしても、別の社員にまた同じような状態が発生するということが繰り返される場合があります。
心理学を学んでからは、トラブルの内容やその解決方法だけを表面的に見ないように意識するようになりました。
トラブルを抱えていらっしゃるご本人や会社などの組織全体の根本的な問題は何か、そして、どうすれば関係する方全員が真に幸福になれるのかという視点を忘れないよう心がけています。
その前提として、まずは自分自身を整えることが何よりも重要ですので、日々、自分自身の内面と向き合い、先入観なく現実をありのままフラットに見ることができるよう、今後も研鑽を重ねてまいります。
第二東京弁護士会
2003年 日本大学法学部卒業
2004年 旧司法試験合格
2005年 最高裁判所司法研修所入所(第59期)
2006年 検事任官
(勤務地:東京→広島→鹿児島→千葉→東京→髙松→大阪→鳥取)
2017年 検事退官
2018年 弁護士登録 大手法律事務所に入所
2022年 加藤秀俊法律事務所設立
2025年 行政書士試験合格
東京出入国在留管理局長に申請取次の届出済
2024年 桜美林大学非常勤講師(担当科目:法学概論、スポーツ法)
2026年 桜美林大学非常勤講師(担当科目:学校安全と法、スポーツ法)
2018年 第二東京弁護士会裁判員センター所属
「知らなかったでは許されない“過去の事故事例・判例から学ぶ部活動における法的責任」(2024年 日本スポーツ協会認定公認指導者等研修)
・季刊刑事弁護第118号
「連載 元裁判官・元検察官に聞く『変わるもの、変わらないもの』」(2024年 現代人文社)
・季刊刑事弁護第123号
「特集 証拠を捜査機関から取り戻す(座談会 『証拠』を当事者に取り戻すために)」(2024年 現代人文社)
Copyright © KatoHidetoshi Law Office All Rights Reserved.